続発している警察職員の飲酒運転交通事故

2012年09月19日 · 未分類

広島県警尾道署会計課職員(詳細は不明ですが警察事務職員だと思います)が職場の上司の課長と共にビールジョッキ2杯、日本酒5合を飲んでそのまま自家用車を運転して帰宅途中に大型トラックと接触事故を起こした。その上、飲酒運転の発覚を恐れて逃走し、翌日の夕方に上司に飲酒運転事故と逃走した事実を申し出たという、お粗末な事件です。
この事故で飲酒運転は言語道断はもちろんですが、先般私は大阪市内で悪質交通事故にかかるシンポジウムに参加しました。そのシンポジウムの進行役を務めた、交通事故関係事件等に詳しい柳原三佳氏は、まさにこの「飲酒運転の発覚を逃れる目的で逃走すると飲酒運転が立証困難で罪が軽くなる不合理、法律の落とし穴」について厳しく言及していたのです。報道発表では酒酔い運転と安全運転義務違反で広島地検福山支部に書類送致したことになっておりますが、事実上、検察官が酒酔い運転で起訴することは無いと思います。この事件結果の報道は感心を持って追跡したいと思います。
飲酒運転の危険性に加えて、証拠隠滅を目的とした逃走事件ですのでその悪質性は許しがたものがあります。
法改正に向けて国が動き出してるこの時期に、このような現実が実際に発生していることを強く訴えていく必要があると思います。

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