2020年05月30日のエントリー

軽傷の診断が招く交通事故の危険性

2020年05月30日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

5月28日、さいたま市で自転車の高齢男性が軽自動車に跳ねられる事故が発生し、救急搬送された。
この事故で自転車の男性は軽傷と診断されたが、帰宅後から容態が変化し29日未明に死亡した。
当社では同様の事故案件を3件取り扱い、現在も調査は継続中である。現職の頃から数えると5件ほどになる。
そのうち1件は、交通事故と死亡との因果関係の証明が困難であるとして、自動車運転手の刑事責任は見送られている。
速度をもった自動車と自転車や歩行者の事故では、安易に軽傷との診断は避けるべきではないかと考えます。
人の体に対して、アスファルト路面が凶器となることは十分にあり、自動車との直接衝突による負傷程度よりも遥かに大きい傷害をあたえることは頻繁にある。
自動車運転手の刑事処罰が困難になるからという理由ではなく、生命の安全を第一に考え経過観察の入院は必要だと思う。

[続きを読む →]

タグ :

交通事故調査

2020年05月30日 · コメントは受け付けていません。 · 未分類

ヘッドライトの照射範囲について

夜間の交通事故ではヘッドライトの照射範囲が重要なウエイトを占める事故態様がある。
同じ自動車であっても、すれ違い用照射と走行用照射では大きく見え方が異なり、また同じすれ違い用照射でもカットオフラインの位置を変化させることでも違いがある。
単純にすれ違い用照射では、約40m前方を照射するとは言えず、当社が実施した軽自動車、普通乗用車、大型トラックを用いた実験では自動車の先端から12m先の路面を照射する車種もあった。
もちろん、12m以上遠方に光が届いているが路面から離れること光量が極端に少なくなり、黒系の着衣を着ている場合では確認が困難であった。

また左右方向の照射範囲も大きく異なり、すれ違い用照射では左方への照射範囲が右方への照射範囲に比べて狭い。
これらは車種によっても異なる。
夜間のヘッドライトの照射範囲が問題になる交通事故では、できる限り正確に照射範囲を明らかにする必要がある。

[続きを読む →]

タグ :