突発重大交通事故発生時の危機管理意識

2012年04月21日 · 未分類

京都府祇園で運転手を含め8名が亡くなった交通事故が連日報道されている。交通事故調査会社として非常に関心を持っている事故です。仕事が差し迫っていなければ実際の現場に赴き、今現在でも確認できる痕跡などは写真撮影しておきたい事故です。当社なりに痕跡を解析して、捜査結果と比較するのも大切な交通事故調査です。このような死傷者多数に及ぶ事件は、突発重大交通事故と言われると思います。この事故の発生の夜、報道によれば警察署長会議及び終了後の懇親会が開催されており交通部幹部も出席していたということです。そして報道されると決まって「軽率だった」といった弁解がなされます。京都祇園n事故との場合は交通部長は「署長らに、事故捜査の応援要請や仕事上の指示をするために回っているうち、酒をすすめられ、断れなかった」と話しているという。これでは懇親会出席が軽率というレベルではなく、頻繁に警察幹部が述べている「職責の自覚」というものの著しい欠如にほかならないと思います。暗に、自分に酒を進めた署長も悪いんだ、ということを遠回しに言ってるのです。断るべきところを、断りきれなかった、のであれば職場放棄に匹敵する無責任だと思います。どうして素直に、自らの非のみを言及して反省ができないのだろう?さらに、総務部次長は 府警本部別館からホテルに会場を移して行われた懇親会の性質に関し、総務部次長は「宴会ではない」と強調した、という報道もなされている。府警を代表する立場の階級にある方の常識とは遺族、国民、社会一般からいかにかけはなれた常識観であるかがわかる。このような常識観を持った幹部にいて、府警を警察官に職務倫理やら職責の自覚やらの指示を出すのだから、特別権力関係で成り立つ府警組織が全て、一般社会常識からかけ離れた、非常識な組織体に作り上げられるのも当然である。危機管理意識など、一向に警察組織内では育たないのもこのような理由があるからだと思います。それは突発重大事故事件の時に幹部が集って飲酒していた、という事案が繰り返されていることが証明しています。私も民間に移行してようやく社会の常識が分かってきたのです。
現在国会では大臣の問責決議案が可決された、という報道もなされていますが、警察組織内の自浄作用を期待するなら国会同様の問責決議の採決も必要になるかもしれません。
どうか、もっともっと、いい警察組織になってください。一生懸命頑張って大変な苦労をしているのも私はよくわかっております。謙虚な社会常識を理解したうえで、より崇高な使命感を持ってほしいと思います。

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