仙台市内での交通事故調査

2014年07月23日 · 未分類

099
7月23日、他の業務に追われておりますが早朝5時、仙台市内の死亡事故現場に来て
いろいろ交通事故に関連する調査活動をしてきました。

真実を究明したい

その思いに誠実に応えたいと思います。

昨年来、宮城県内では死亡事故が急増しております。
どれも社会的反響の無い事故ですが、決して悪質性、危険性が無いわけではありません。
決してご遺族の悲しみが少ないわけでもありません。

大切な人の命が喪われていく悲しみは
交通事故の社会的話題性とは全く別問題です。

久しぶりに地元仙台での早朝の事故調査です。
今日は2014年で最も暑くなるという大暑ですが、東北仙台の早朝は涼しかったです。

コメントは受け付けていません。タグ :

飲酒運転捜査を巡る問題

2014年07月19日 · 未分類

6月16日のコラムで長野県警千曲署の警察官が飲酒運転捜査の過程で破損してしまった飲酒検知管を
別の飲酒検知管にすり替えて事件を長野地検に送致した証拠品の捏造事件について記載した。

この事件に関して7月19日時、長野県警は証拠品捏造に関与した疑いで警部ら4人の現職警察官を書類送検する方針を固めたと報道があった。
この事件では、運転手も呼気1リットルにつき0.15ミリグラム以上のアルコールを帯びた状態で飲酒運転事実を認めている。

しかし、その後運転手の飲酒検知に使用した飲酒検知管がひび割れ破損していることに気付いた警部以下4人の警察官が
アルコール入りの洗口液を口に含んで別の飲酒検知管に呼気を入れて、真実とは異なる飲酒検知管を捏造したものである。

私は飲酒運転は理由の如何に問わず絶対に許されるべきではないと確信している。
しかし、捏造された証拠品で人が刑事処罰を受けることは絶対にあってはならないとも思っている。

長野地検は既に有罪が確定しているこの運転手に対し「無罪」を求める再審請求をする見通しをたてている。

私が関与している飲酒運転による交通事故遺族の中には
飲酒運転を立証して欲しくても、立件できずに捜査不審に陥っている方もいる。
このような飲酒運転で愛する人の命を絶たれたご遺族からすれば
一旦は飲酒運転で有罪判決を受けた者が、検察官によって再審請求で無罪を求刑されるなど納得できないのではないだろうか?

このように警察官が虚偽の公文書を作成したり、証拠品の適正な管理を怠ると
その弊害は必ず県民が受ける結果になる。
公文書を作成し、公印を押す者は絶対に虚偽性を疑う文書を作成してはいけないのである。
これは私の信念でもある。それ故に
当社も社印を押す文書を作成し世の中に送り出している。
その文書に一切の虚偽性が無いことはもちろんである。
その疑いをもたれる文書にも社印は押さないことを徹底している。

鑑定書、調査報告書、診断書や施術書など文書の公信性が要求されている文書は
絶対に虚偽性が疑われてはいけないと思っている。

4人の警察官は全員辞職する意向を示しているらしいが
飲酒運転の取締りをしようとする警察官として求められる仕事をしているのに
その捜査処理によって職を辞するのは非常に残念で、その家族のことなどを思うとやるせない。

ところで、飲酒運転捜査の中で、飲酒検知管の証拠保全措置を適正に行っていれば
飲酒検知管にひび割れが生じたとしても「酒酔い・酒気帯び鑑識カード」は有効だし
飲酒検知管を捏造して送致さえしなければ、立件可能だったと思う。

コメントは受け付けていません。タグ :

当て逃げ交通事故・警察官を逮捕

2014年07月17日 · 未分類

当て逃げ交通事故とは一般的に建造物であれ車両であれ物の損壊を伴う交通事故を起こしたのに警察官に交通事故を起こしたことを届けなかった場合の総称で、いわゆる「事故不申告違反」のことです。
因みに人の死傷を伴う交通事故を起こしたのに救護せず、また警察官に交通事故を起こしたことを届け出なかった場合の総称を「ひき逃げ事故」といい、救護措置義務違反と事故不申告違反ということになります。

当て逃げ交通事故でもひき逃げ交通事故でも、やなり捜査の基本はまず現場から逃走した「車」を割り出すことだと思います。
車種やナンバーなど目撃情報に基づく割り出しや、自動ナンバー読み取り装置など機械的な助けを借りて、事故発生から少しでも早いうちに逃走車両の特定を最優先に捜査が行われます。

日本は周囲を海で囲まれた島国ですから、全事件丁寧にしらみつぶしに追い込みをかけると、理論上は必ず逃走車両は発見できるはずです。(実際はそのような捜査は無理なのですが)
逃走車両が発見されると事件の90%は解決の見通しがつきます。

ところが、多いな問題があるのです。
それは、ひき逃げ事件も当て逃げ事件も処罰するのは「逃走車両」そのもの、あるいは「逃走車両の所有者」ではなく、実際にその車を運転していた「人」ということになります。
父親名義の車を息子が運転していれば、処罰されるのは息子であるのは当然です。
それでは、逃走車両は発見したけど車両の所有者(車検証の名義者)が「自分は事故など起こしていない」と事故を否定するとどうなるでしょう。

そんな事件が7月10日、栃木県警で発生しました。
事件の概要は、群馬県警桐生警察署刑事課の32歳巡査部長が、足利市内の国道50号で信号待ちをしていた車に追突する物損交通事故を起こしたのに、警察官に事故を起こしたことの通報をせずにそのまま逃走しました。
当然事故発生現場を管轄する警察官は、被害者の記憶に基づき覚えていたナンバーから巡査部長の車を逃走車両として割り出し、事故当時の運転手も巡査部長本人としてこの巡査部長を道路交通法違反(事故不申告)で逮捕しました。

ところが、逮捕された巡査部長は「自分は国道を通ったけど当て逃げなどしていない」と犯罪事実を否認しているのです。
このような場合は運転手の犯人性が極めて重要です。

もしかしたら本当に事故が発生した時、たまたま通りかかっただけなのかもしれません。
真実を追求し明らかにして欲しいと思います。

そしてもし犯人がこの巡査部長であるなら残念でしかたありません。

事故が起きてしてしまったことは仕方ありません。
しかしその後の措置は、運転手の良心に期待するしかありません。
事故が起きたら絶対にその場所から離れることをしてはいけません。

コメントは受け付けていません。タグ :

交通事故調査の専門家として

2014年07月16日 · 未分類

098
6月29日にNPO法人交通事故と労災をサポートする会日本(通称ジコサポ日本)が主催する交通事故専門士の資格をとりました。
自分自身に対するスキルアップの意味は大きいです。

交通事故当事者が直面する悩みというものは、実に多義にわたり
それぞれの分野の専門家が連携を図ることはとても大切だと常々考えていました。

ある人は医療費について悩みをかかえ、またある人は車の保険について悩み、別の人は休業補償について悩んだりしています。
そのような交通事故当事者の第一次的な悩みを無料で相談にのり、信頼できる適切な専門家、専門職にある人を紹介することはとても重要です。
私はその中で交通事故調査の部門で取り組みたいと考えています。

私は20年以上宮城県警察に育てられた交通事故調査の専門家でありますが、調査の過程では自動車修理工の専門家の意見を求めたい時など多々あります。
そのような時にジコサポというNPO法人内で講習を受け専門家同士の立場を理解してくれる自動車整備工がいてくれたら
とても心強く、より内容に深みのある調査が可能になります。

069

077
NPO法人交通事故と労災をサポートする会日本の取り組みは各メディアも高い関心を寄せております。

次なる目標は苦手分野を勉強し上級交通事故専門士取得にチャレンジしてみようと思います。

また、交通事故被害者、遺族など不幸にして交通事故当事者に巻き込まれていった方々は、自ら交通事故の流れをよく知っています。
そういった方々は是非その経験を活かして欲しいと思います。

誰よりも交通事故当事者となった時に必要だったことを知っていると思います。
今、まさに交通事故当事者となって悩み、困っている方々に少しでも安心感を感じてもらえるような取り組みに参加して欲しいと思います。

https://www.facebook.com/jikochosa?ref_type=bookmark

コメントは受け付けていません。タグ :

北海道での事故調査・相談

2014年07月14日 · 未分類

093
かねてからメールで相談を受けていた北海道での事故調査・相談について、ようやく現地入りして具体的状況の説明を聞く機会がありました。
約1年にわたり、図面などの情報でグーグルマップを利用して現場の状況を把握しようと努力していましたが、
やはり実際に現場に行き、自分の足で立つと全く違うものが感じ取れます。

何かの形で事故の真相を明らかにしていく力になりたいと思います。

そして、今回北海道を訪問している間に、
小樽の海岸では、飲酒運転自動車による死者3名、重傷者1名被害の飲酒運転死亡ひき逃げ事故が発生していました。
仙台に帰る最終日の7月14日未明に札幌市内のホテルでニュースを見て事件を知りましたが、飛行機の手続きもあり
現場に行くことはできませんでした。

このような社会的反響の大きい事件では、事故捜査もかなり緻密に行われますが
警察官が撮影した写真は、いつでも自由に閲覧できるものではありません。
友人知人の方々は、できるだけ多くの写真を残しておいて欲しいと思います。

お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、お怪我をされた方の一日も早い回復を願っております。

様々な思いが巡る北海道の旅となりました。

コメントは受け付けていません。タグ :

交通事故調査会社として

2014年07月09日 · 未分類

079
7月8日夕方の仙台放送テレビ、スーパーニュースで「遺族が迫る・・・交通事故の真相」として当社の取り組みが報道されました。
私が警察官を辞職して交通事故調査会社を立ち上げようという考えに至った経過や思い、具体的な活動内容など分かりやすく報道されました。
私は会社を設立しようとした理由は、トップページの「会社概要」で述べております。感心がありましたらお読みください。

極限すると、愛する者を失って、一番悲しみ苦しんでいる家族や遺族が、直接いや間接的にもとほんど交通事故捜査、処理には参加できない
という現実があるからだと思います。
愛する者の最期の状態を、目撃者とか運転手とかの話しまとめられてしまうことに不安が襲いかかってくるからだと思います。

078

どんな事故も全て解明できるものではありません。
わからないという結論にならざるを得ない時もあるし、亡くなられた方に事故の原因があるという結論になる場合もあります。

それでもご遺族から投げかけられた疑問を丁寧に調査して、解明できるものは一つずつ解明したいと考えてます。
この点では依頼人の有利な証拠のために活動する弁護士や、契約者のために調査をする保険会社の方とも性格を異にしてます。

あくまでも被害者、ご遺族とともに考え、事故の真相を合理的に証明したいと思います。
まったくの素人の慰めあいではありません。
077
警察官として生の現場で学んだ技術があるので、その力を事件解決のためにではなく
被害者や遺族、冤罪とされようとしているすべての事故当事者のために
誠意をもって取り組みたいと思います。

コメントは受け付けていません。タグ :

交通事故の真相に迫る

2014年07月05日 · 未分類

067
7月4日夕方6時過ぎから宮城テレビのニュースで交通事故の真相に迫る元警察官の活動として放送されました。
20年以上宮城県警察に勤務していた当時を振り返ると、被疑者を検挙することを最大最終目標としていたと感じています。警察という組織は犯罪の取締り機関ですから、被疑者の検挙に全力を挙げて取り組むのは
当然です。

しかし視点を変えてみると、犯罪事件事故の舞台には被疑者とともに、被害者も存在するのです。
そしてたった一人の被害者には、耐え難い悲しみに直面している多くの家族もいます。

このような被害者は、警察という組織が必ず真相を究明して被害者を保護してくれることを期待しているのです。
ところがある日突然被害者や遺族という立場になり、犯人検挙のために捜査活動をする警察に対して
なぜ、被害者の視点で捜査をしてくれないのだろう?という疑問が生まれてしまうのです。

その疑問は時に警察官に対する敵意にすら発展しています。
悪いことをする犯人が警察を敵対視することは十分理解できます。しかし犯罪事件事故の被害者やその遺族の立場にある方々が
なぜ、警察を敵視しなければならない状況に追い込まれるのでしょう?

被害者やその遺族が警察官に期待することは
事件の真相を解明することで、それはわずかな疑問が残る捜査結果を出したなら
その説明責任をきちんと果たすことだと思います。

私の調査活動の基本は
被害者やご遺族が抱いた疑問を、適切に質問して問題提起できるようにしてあげること
だと感じています。

だから遺族の質問には、誠意をもって回答したいと思います。

コメントは受け付けていません。タグ :

緊急走行中のスピード違反

2014年06月29日 · 未分類

2014年6月29日、兵庫県警の発表によると、兵庫県内の高速道路を緊急走行していた京都府警のパトカーが定められた最高速度を45キロ超過する145キロで走行した事実で兵庫県警に検挙されていたことを明らかにした。
2014年2月2日、中国自動車道を大阪方向から兵庫県西宮名塩サービスエリアに向けて緊急走行していた京都府警のパトカーが、定められた最高速度を45キロ超過する145キロで走行していたところを、設置されたスピード違反取締装置で測定された。
パトカーを運手していたのは京都府警の20代巡査長で、兵庫県警はこの20代巡査長を道路交通法違反で書類送検し、その後検察がこの巡査長を起訴猶予処分にしていた。

京都府警の発表ではパトカーは当て逃げ交通事故の通報を受けて出動し、通報者がいる西宮名塩サービスエリアに向かう途中だったということで、京都府警は2014年5月、巡査長を所属長訓戒、パトカーに同乗していた巡査部長を本部長注意処分にした。

道路交通法では、専ら交通指導取締りに従事中のために緊急走行している警察車両は、最高速度の規定が例外的に免除されているが、それ以外の事件事故に向かうために緊急走行する時は、法定速度の制限を受ける。
高速道路の普通乗用車の法定速度は100キロであるから、巡査長は45キロの速度超過となり交通切符処理、いわゆる赤切符処理となる。

京都府警の緊急走行パトカーを検挙した兵庫県警は「現場に早く到達しなければならない緊急性があるなら、他府県警と連携すればよいことで、速度超過の正当性はないと判断した」とコメントしている。
この兵庫県警の説明もよく理解できない。
もっと理解できないのは、検察官が起訴猶予処分にしたことである。兵庫県警では速度超過の正当性が認められないと判断しているが、京都区検はどのような理由で起訴猶予にしたのか
一度説明を聞いてみたいと思う。

また、行政処分は科せられたのであろうか?

コメントは受け付けていません。タグ :

信号交差点の交通事故

2014年06月26日 · 未分類

image
急きょ、交通事故調査に出かけ横浜山手駅前スクランブル交差点を通りました。

信号機には半感応式とか全感応式とか定周期式などありますが、みなさんはこの信号機の意味をおわかりでしょうか?
私が半感応式信号機の意味を理解したのは交通警察官になって10年も経過した頃でした。自分が半感応式信号機交差点での交通事故を担当した時になってようやくその意味を理解しようとしました。

半感応って何が半分感応なの?
最寄りの交番に行ってお巡りさんに聞いても的確に回答できるお巡りさんは少ないと思います。
ちなみに多分現在は信号機を設置する時は、もう全感応式信号機は無いと思います。

端的に言えば、交差点の半分の信号機が感応式ということになります。
最も基本的な十字路交差点を想定すると、一方の信号機が定周期式でもう一方の信号機が感応式というとき、半感応式といいます。

このような半感応式信号交差点で事故が発生した場合には交通整理が行われている交差点として処理します。
当たり前と感じるでしょう。
では同じ信号機交差点で夜間、点滅信号機になったとしたらどうでしょう?

この場合には、交通整理の行われていない交差点となります。

信号機交差点での交通事故はまずその交差点がどのような性格の信号機で制御されているのかを
しっかり理解することが大切です。

コメントは受け付けていません。タグ :

第一線交通警察官の飲酒運転、静岡県警

2014年06月20日 · 未分類

580298_584865214888473_475175081_n静岡県警監察課の発表によれば、5月27日午前9時10分ころ、静岡県警交通機動隊所属の30代巡査部長は、昇任試験会場へ出かけるさに、酒気帯び状態で自家用車を運転し、6月19日この巡査部長を道路交通法違反(酒気帯び運転)の事実で書類送致し、あわせて停職6月の停職処分にした。巡査部長は6月19日付けで自主退職している。

この巡査部長は5月26日午後10時ころから翌午前2時ころまでの間、ハイボールを300ml入れジョッキで5~6杯飲み、5月27日午前8時30分ころ起床し、自家用車を運転、途中で同僚2人を乗せて昇任試験会場である清水警察署へ向かった。

昇任試験終了後、巡査部長の様子がおかしく顔色が青かったので、帰りは同僚が代わりに運転し、昇任試験の話しをしていたところ、巡査部長は「昨晩深酒した」と話したことから同僚が上司に報告したことから事件が発覚した。

5月27日午後1時ころ、アルコール呼気検査を行ったところ呼気1リットルにつき0.2ミリグラムのアルコールが検出された。

巡査部長は酒気帯び運転を認めているものの「アルコールが残っている認識がなかった」と話しているという。

報道発表の要旨は以上である。

このままアルコールが残っている認識がなかったと言い続けた場合、どのような刑事処分があるのか関心がある。
切符処理による略式手続にそぐわない案件かもしれない。

書類送致にあたり当然同乗していた2名の警察官から参考人聴取しているだろうが、同乗していたのは2名の現職警察官である。
その警察官2名が巡査部長のアルコール臭に気付かたなかった、言語歩行能力も正常であったというのであれば、巡査部長の弁明も真実であるとせざるを得ないだろう。

まさか同乗していた警察官2名は、車内でアルコール臭を感じていたが大丈夫だと思って同乗していましたとはならないだろうから、刑事処理の行方が気になる。

このような案件が続くことは次々と不信感を募らせる結果を生む。
まだまだ、必ず続発するであろうし本当に残念でならない。
写真は静岡県庁前から颯爽と出動する白バイ隊。昨年秋、静岡県出張の際、偶然秋の交通安全運動出動式に出くわした時に撮影したもの。
多くの県民が憧れている姿を壊さないで欲しい。

コメントは受け付けていません。タグ :