杜撰な交通捜査

2013年02月05日 · 未分類

交通違反は国民にとっても身近な違反行為の一つであるが、その処理手続きもかなり杜撰な部分がある。新潟県警は1月24日に、携帯電話使用の交通違反切符プに違反車のナンバーを書き忘れたのに、上司から叱責されるのを隠すため、同じ車種の別の車のナンバーを書いて処理したということで27歳巡査長を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検した。内部処分では戒告の懲戒処分という報道である。さらに、県警交通部のチェックでナンバーが違うことが発覚し捜査報告書で別のナンバーを書いた経緯を説明するように指示されたが、つじつまを合わせるために虚偽の内容で捜査報告書を作成した。

この新潟県警の事案に限ってみれば公文書(切符や捜査報告書)の虚偽作成が内部によって明らかにされたが、一般的には虚偽作成された公文書の存在が違反者をはじめ国民に公表されることは極稀である。
事実ありのままに捜査報告すると都合が悪い場合には、自己防衛の目的で虚偽捜査報告書を作成される時も実際に起こる典型の事案である。私はこの種の公務員犯罪は厳しく処罰されるべきと考えている。私は氷山の一角とも考えている。
戒告処分は警察官にとっては大きな懲戒処分であるが、警察官個人を処分しても虚偽公文書作成は繰り返されると思う。

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