適正捜査とはなんでしょう?

2012年05月29日 · 未分類

午後帰宅してパソコンを開いて最初に目に飛び込んできた新着ニュースは下記のURLです。20年前に警察回りをしていた記者の意見として報道されていました。20年前というと私が警察官になったころです。少なくても平成時代の警察官として昭和の警察官から教育を受けてきた私には・・・・う~む、本当にこれで警察はいいのだろうか?という個人的な疑問を感じました。もちろん論理の対する人の感じ方は様々あって当然ですので、そのとおりだ、という方がいても私は論争するつもりはありません。
確かに世の中には「必要悪」というものが存在しています。しかし、捜査機関に必要悪を認めてしまったら合法・合理・妥当という捜査の基本が崩壊し、証拠、捜査について決められた刑訴法そのものが意味をなさなくなってしまいます。本来は国民の信頼を得た警察組織に対して国民があらゆる捜査情報を提供し、犯罪検挙に結びつけるのが適正捜査の基本だと思います。その信頼を得ずして蛇の道は蛇、的に情報収集し、その収集方法が表面化できないために、今度は捜査報告書に虚偽内容を記載する、という結果をもたらすことになります。捜査員の情報網(畑)というものは善良な一般市民を主体にして作るべきだと思います。悪と捜査機関が手を組んで、さらにもっと悪い悪を取り締まるという手法は、あくまで個人的に賛成はできません。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120529/waf12052915270032-n1.htm

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